Pain au chocolat ou Chocolatine ? / 地方で呼び名が違う?

【Pain au chocolat ou Chocolatine / あなたはどちら派?】

皆さんはこれを何と呼びますか? Chocolatine (ショコラティン)と呼んだ方、ずばりフランス南西地方にいましたね。

Pain au chocolatパン・オ・ショコラ)が南西部とそれ以外の地域で呼び名が違うのはご存知の方も多いと思います。うちの学校でも元スタッフのMélanie (メラニー : ボルドー出身)とVincent (ヴァンソン : 中部出身)で、「これは chocolatine だ!」「いや、pain au chocolat だ!」とよく言い合っていたのを思い出します。

調べてみたら、こんな分布図を見つけました。

聞いていたとおり、南西部はショコラティン、それ以外の地域はパン・オ・ショコラが圧倒的ですが、他にも petit pain au chocolat(プチ・パン・オ・ショコラ - 北部、東部の一部)や croissant au chocolat(クロワッサン・オ・ショコラ - 東部の一部)、couque au chocolat(クック・オ・ショコラ - 北部のごく一部、クックはフランスドル地方のパン・ビスケットだそう)とも言うんですね。

他にも地方によって呼び方の違う言葉があるか Vincent に聞いてみたところ、「crayon (クレヨン:鉛筆)を調べてみたら?」ということで、分布図はこちら。

Atlas du français de nos régions@MathieAvanzi

私は crayon à papier(クレヨン・ア・パピエ : 紙用の鉛筆)と習いました。これが一般的なようですね。他には crayon de papier(クレヨン・ドゥ・パピエ : 紙の鉛筆)、crayon gris(クレヨン・グリ : 灰色の鉛筆)、crayon de bois(クレヨン・ドゥ・ボワ : 木の鉛筆)言い方が似ているものとしては crayon papier(クレヨン・パピエ)、crayon (クレヨン)だけのもの、そして crayon mine(クレヨン・ミーヌ : 芯のある鉛筆)も。訳してしまえば「鉛筆」ですが、いろいろなバリエーションがあるんですね。

機会があったら他の言葉もご紹介しますね。

À bientôt !