Couleurs de Tour Eiffel / エッフェル塔の色

【Couleurs de Tour Eiffel / エッフェル塔の色の変遷】

前回のブログで、現在のエッフェル塔の色は元のものとは違うということをご紹介しましたが、1889年の完成以来、7回も変わっているそうです。

どんな変遷をたどってきたのでしょう?Le Parisienの記事にわかりやすい画像を見つけました。

1889年 -  Rouge:ルージュ(赤色)     ギュスターヴ・エッフェルが選んだ色です。
1892年 -  Ocre:オークル(黄土色)
1899年 -  Jaune:ジョーヌ(黄色)    ここから7年ごとの塗り替えが始まったそうです。
1907〜1954年 -  Jaune-brun:ジョーヌ-ブラン(黄茶色)
1954〜1968年 -  Rouge-brun:ルージュ-ブラン(赤茶色)
1968年〜 -  Brun Tour Eiffel:ブラン・トゥール エッフェル(エッフェル塔ブラウン)

エッフェル塔、当初は赤だったのですね!そして、今回の塗り替えでまた Jaune-brun(黄茶色)が復活します。

 
さてその後ですが、凝縮した鉛が作業員の健康に被害を与える恐れが大きいことが判明し、作業の中断が決まったそうです。現在は工事を安全に進めるための対策を検討中とのこと、再開の目処が立つといいですね。

Tour Eiffel : un risque de contamination au plomb retarde son changement de couleurエッフェル塔:鉛による汚染の危険性が塗装工事を遅らせる」(2021/3/15 – connaissance des artsより)

 
 
最後に前回のクイズの答えです。エッフェル塔のもう一つのニックネームは、la grande demoiselle (ラ・グランド・ドゥモワゼル:大きなマドモアゼル)でした。

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