Une Tour Eiffel en or / エッフェル塔が金色に

【La Dame de fer se pare d'or / エッフェル塔が金を纏う】

フランスでは昨日から3度目のロックダウンが導入されましたね (パリ首都圏を含む16県、1ヶ月の予定)。出口はまだまだ先になりそうだなあと暗い気持ちになったので、何か明るい話題はないものかと探していると、少し前のこんな記事を見つけました。

Une Tour Eiffel en or : le monument retrouvera bientôt sa couleur d’origine「エッフェル塔が金色に:モニュメントがまもなく元の色を取り戻す」(2021/2/4 - connaissance des artsより)

パリのエッフェル塔では2024年のパリオリンピック開催に合わせ、130年余りの歴史の中で最大の改修が行われているそうです。プロジェクトは2019年から始められ「化粧直し」もその一環なのですが、2022年には Jaune brun (ジョーヌ・ブラン:黄茶色)、金色に近い色合いになるそうです。この Jaune brunは1907〜1947まで40年間使われていた色で、今回53年振りに当時の色を取り戻すことになります。

エッフェル塔は建物を風雨や日光などから守り美観を保つために、およそ7年に1度、新しく塗装が施されているそうです。私はずっと今のエッフェル塔の色は鉄が風雨にさらされるなどして作られたものだと思っていました(お恥ずかしい。。。)

エッフェル塔の高さは324メートル、金属部分は18,000パーツ、それを250万個のリベットで組み上げて作られています。表面積にすると25万平方メートルを全て手作業で塗るなんて!すごいことですね。費用は5000万ユーロ(約63億円)が見込まれています。ちなみに7年に一度の塗装工事の費用は400万ユーロ(約1億2千万円)だそうです。古い塗装には有害な鉛が含まれるため、作業は作業員の健康対策を十分取りながら進められるとのこと。どんな感じに生まれ変わるのでしょうか。今から楽しみです!

【エッフェル塔バーチャルツアーをどうぞ】

 

最後に、エッフェル塔にはニックネームがあるのを知っていますか?  1つはタイトルにもあるとおり、la Dame de fer (ラ・ダム・ド・フェール)です。「鉄の女」、いや「鉄の貴婦人」と訳した方がエレガントですね。

もう1つのニックネームはなんでしょう?答えは次回のブログで。

À bientôt !

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