D’où vient l’expression «couvre-feu» ? / couvre-feuの語源は?

【Couvre-feu / 夜間外出禁止令】

ヨーロッパ諸国で新型コロナウィルス感染が再び拡大しています。フランスでも、政府が公衆衛生上の非常事態を宣言し、17日からパリなど9都市で夜間の外出が禁止されることになりました。

État d'urgence sanitaire sur tout le territoire et couvre-feu en Île-de-France et dans 8 métropoles「フランス全土に衛生緊急事態宣言:イル・ド・フランス(パリ首都圏)および8つの都市圏に夜間外出禁止令」(フランス政府HPより)

コロナの感染が広がって以来、confinement (コンフィヌモン : 自宅待機),  gestes barrières (ジェスト バリエール : 感染症対策[の行為全般])など 今までは馴染みがなかった単語を見聞きする機会が多くなりましたが、上のタイトルにもあるcouvre-feu (クーヴル・フ:夜間外出禁止令) もその一つだと思います。

couvre-feu という言葉はどこからきているんだろうと調べてみたところ、ル・フィガロでこんな記事を見つけました。

D’où vient l’expression «couvre-feu»?   「«couvre-feu»の語源は?」

couvre (クーヴル:覆う) - feu (フ:火)」の語源は中世に遡り、当時 日没後に「家に帰って、火やあかりを消す時間ですよ」と人々にラッパで知らせていたことからきているそうです。

この言葉が 夜間の外出禁止を意味する言葉として一般的になったのは第二次世界大戦中、フランスがドイツ国防軍の占領下だった頃で、パリでは深夜0時から朝6時までの間、このcouvre-feuが施行されていたそうです。

今回は外出禁止は午後9時〜午前6時まで、違反した場合は135ユーロの罰金が課され、少なくとも4週間 (状況によっては6週間) 続くそうです。

状況が早く落ち着きますように。感染防止のために、ひとりひとりが気をつけていきたいものですね。

À bientôt !